東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」の特徴と口コミ評価

東京海上日動あんしん生命メディカルキット

東京海上ホールディングスが100%出資している生命保険会社『東京海上日動あんしん生命』では、貯蓄だけでなく医療保障もカバーしている「メディカルキットR」を取り扱っています。

契約者に対して≪あんしん≫を提供する!といった経営理念は、お金を効率よく貯めたい私たちからすると、とても魅力的ですよね。

このページでは、「メディカルキットR」の特徴や口コミ評価などを調査して、詳しく紹介していきます。

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」の特徴

「メディカルキットR」の「R」は、[Return(戻ってくる)]と、[Reserve(予約する)]という2つの意味の頭文字を取って名付けられており、この[Return]と[Reserve]が最大の特徴である保険商品です。

まず[Return]ですが、[医療保険なのに、掛け金が戻ってくる]という意味を表します。商品名に取り入れるくらい、従来の医療保険では考えられなかった仕組みと言えますね。

次に[Reserve]は、[月々の支払いが安くて済む“若い時に支払った保険料”で、一生涯保障を受けられる]という意味を表します。

上記特徴を踏まえた、「メディカルキットR」の保障内容は下記の通りです。

※30歳男性、入院日額5,000円、健康還付給付金を60歳で受取、終身払い、特定疾病保険料払込免除特則は付加しない場合

月額保険料 3,379円
入院限度日数 1入院につき60日
(通算1,095日)
手術給付金 内容により1回5万円もしくは2.5万円
(入院を伴う手術、放射線治療、骨髄採取術等は1回5万円。その他の日帰り手術は1回2.5万円)
健康還付給付金 1,175,400円−入院給付金、手術給付金等の合計額
→満額を受け取れますが、還付給付金を受けるまでに手術や入院で保険金を受け取った場合は、その分だけ減額されます。
先進医療給付金特約 支払限度額通算2,000万円
(特約ではありますが、追加料金なしで基本の保障内容に加味できます。)

※その他、特約詳細に関しては、別途下記に記載あり。

■メディカルキットRの契約可能な年齢
メディカルキットRは0~60歳まで契約できます。

例えば0歳での加入ですと毎月の保険料は2,000円強と安くなり、老後まで大きな病気やけが等がなければ上記の通り還付給付金を受け取れます。
0歳から加入できる分、子供への財産として残すこともでき、使い道が広がりますね。

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」の口コミ・評判

良い口コミ1

健康であれば保険料が戻ってきて無駄がない
前々から医療保険は入るべきか悩んでいました。

若い時代は病気のリスクは正直低いから入るのが無駄だなと思いつつ、でもいざ準備が必要になった年齢で加入すると、月々の保険料はすごく高くなる。

その点、東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は、今のうちに入っておいて保険を使わなければ、60歳か70歳でタイミングを選んで支払った分が戻ってくるので無駄がないと感じました。
その後も安い保険料のまま継続出来るのが嬉しいですね。

良い口コミ2

貯蓄としての役割にも使える
医療保険は時代の変化で内容も変わるし、日本は社会保障制度が手厚いので、自分がいざ病院のお世話になるであろう30年後40年後に、今入る医療保険の価値があるかどうかが一番不安でした。

でも、東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」であれば、老後迎えるタイミングで支払った保険料が還ってくるので、働いている時代のお守りとして、無事健康であれば貯蓄として活用できるのが魅力に感じました。

自分は60歳で還付給付金の支給を選択しましたが、その際の時代背景を見ながら、継続するかどうかを判断しようと思っています。

良い口コミ3

コールセンターの対応がとても親切
東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」に契約して、実際に2泊3日の入院をし、保険金の請求をしました。

体調不良での点滴加療だけだったので、保険金の請求が出来るか不安でしたが、コールセンターの対応が迅速丁寧で、診断書が必要かどうかやどういう手続きをすれば良いか等を親身になって教えてくれ、ストレスなく保険金を受け取ることがでしました。

内容の良し悪しはもちろん重要ですが、実際の対応の質もとても重要だと思います。
この保険に入ってよかったと強く感じています。

悪い口コミ1

手術給付金が最大10万円しかない
『若い時に入れば保険料が安いし一定の年齢で戻ってくる』と、東京海上日動あんしん生命の営業さんが言ってましたけど、保障内容が薄いと思いました。

入院日額1万円の契約でも、手術給付金が最大10万円は安すぎですね。

掛け捨てだから比較にしてはいけないかもしれませんけど、他社の保険でもシミュレーションしてみたら、「メディカルキットR」では月額7,000円台かかる保険と同じ入院日額1万円のプランで、月額約2,600円なのに手術給付金が最大40万円もでる他社商品がありました。

いざという時に一番お金がかかるのは手術だから、僕は迷わず後者を選びました。
そこが手薄なら高いお金払う意味はないのでは?と思ってしまいます。

悪い口コミ2

特約部分は掛け捨てになる
「保険料が還ってくる」というのを営業さんもゴリ押ししてきたのですが、特約の掛け金は還付の対象とならないと聞いてガッカリ。

3大疾病の払込免除や入院制限無しの特約もそうだし、医療が進歩しているこれからの時代は通院給付金はマストだと思っているのですが、これらはどれも特約。

この3つの特約だけでも、自分の年齢でシミュレーションしたら約1,200~1,300円でした。

ちなみに、別の保険会社で同じような保障内容の掛け捨て保険でもシミュレーションしたところ、東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」よりも毎月1,500円近く安くなりました。
これだったら掛け捨てで毎月安くした方が良いと思い、加入しませんでした。

悪い口コミ3

若い時に入っても、長生きを考えると割高になると思う
東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は、医療保険で掛け金が還ってくると聞いて最初はとても魅力に感じていました。
ですが、実際毎月払ってみると、そもそもの保険料が高い…。

同等の保障内容で、同じ時期に入ったら1,000円とか2,000円くらい安くなる掛け捨て保険もありました。

極端な話、60歳で還付給付金を受け取って、保険料の支払いをゼロベースにして70歳くらいで死んじゃうなら、かなりお得だと思います。

でも、この高齢化社会で、仮に90歳くらいまで生きたとしたら、他より高い保険料を老後30年も払い続けることになります。

長生きを前提に考えると、かなり割高に感じてしまったので、今のうちと思って安い掛け捨てに切り替えました。

東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」口コミ評価まとめ

保険料が還付給付金として戻ってくるのが一番の魅力であり、一方でそのために払う割高な保険料との兼ね合いが最大の焦点となります。

上記の月額保険料3,379円(30歳男性、入院日額5,000円、健康還付給付金を60歳で受取、終身払い)の場合、別会社の保険商品(別商品Aと名付けましょう)で、掛け捨てですが、東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」と同等以上の保障内容で、月額保険料1,531円というものがあります。

この2商品を比較し、亡くなるまでの総支払い保険料を確認しましょう。

◇70歳で亡くなる場合
30歳から70歳まで毎月支払うので、月額3,379円×40年間で、本来は総額1,621,920円の支払いとなります。
しかし、東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は、保険を利用しない場合60歳で1,175,400円の還付給付金が発生するので、相殺した実質の支払い保険料は446,520円です。

「別商品A」は、掛け捨てなので、月額1,531円×40年間の支払いとなり、支払い保険料は731,880円です。

◇90歳で亡くなる場合
70歳の場合と同様、月額3,379円×60年間で、本来は総額2,432,880円の支払いとなりますが、東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は保険を利用しない場合60歳で1,175,400円の還付給付金が発生します。
したがって、相殺した実質の支払い保険料は1,257,480円です。

「別商品A」は、月額1,531円×60年間の支払いとなり、支払い保険料は1,102,320円です。

上記計算の通り、貯蓄性とお得感のある「メディカルキットR」ですが、長生きする想定で見直すと、掛け捨てでも毎月安い保険商品の方が割安になります。
ですので、【戻ってくる】という目先のメリットだけで加入判断をするのは避けるべきと言えますね。

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」のメリットとデメリット

まずは、メディカルキットRのメリットを2つ紹介していきます。

【メリット1】
還付給付金として使わなかった保険料が戻ってくる

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」のメリットは、10年おきに利率が見直しされ、医療保険は掛け捨ての考え方が根強く、現役世代の方々にとって病気や怪我等の万一の場合を考えてお守りとして加入するものでした。

ですが、皆さんが健康な時に契約するお守り感覚なので、何もなければただただ毎月無駄な支払いとなりますよね。

東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は、健康で老後を迎える場合には、加入者が支払っていた保険料を戻してくれる商品となっています。

ちょっとした入院や手術で保険金を請求したことがあれば、その際利用した分が相殺されて、残った支払い分が戻ってきます。

現役時代のお守りと、健康だった場合のキャッシュバックの2兎を追える商品と言えますね。

【メリット2】
加入時に設定した安い保険料で保障が続く

60歳で医療保険に入る場合、30歳で入る時と比べ毎月の保険料が3,000円~4,000円ほど上がるケースが多いです。

毎月の保険料を考えると、保険料が安い若い時から一生涯保険料が変わらない終身タイプの方が良いですよね。

東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」では、他の終身タイプと同様に還付給付金を受け取った後も老後の保険に加入し直す必要がなく、加入当時の保険料で保障が続きます。
一般的な掛け捨ての医療保険と比べると、少しお得感がありますね。

デメリットは次の3つです。

【デメリット1】
保障を受けた分は還付給付金から減額される

還付給付金は、あくまでも使わなかった分が戻ってくるものです。

例えば大きな病気や事故で何度も入退院を繰り返したり、大きな身体障害が残り入院が長かったりとした場合は、自分の支払い保険料よりも、給付を受けた保険金が多くなる可能性もあります。
この場合は設定した年齢に達しても、還付給付金は0円となります。

本来の保険の目的を果たしてもらっているのでマイナスではないはずですが、還付給付金ありきで考えて加入すると、算段が崩れた気になりますね。

【デメリット2】
還付給付金の受け取り年齢は60歳か70歳のどちらか

受取の年齢が自由に選べない分、「学資保険として18〜20年後に受け取りたい」といった希望や、「とりあえず結婚や育児等が起こるライフステージまでは損のないお守りとして加入して、家族構成が変わったら保険を見直そう」といった希望には応えられない商品と言えます。

加えて、無解約返戻金型の保険でもあるので、中途解約ですと還付給付金は0円となります。
上記のような希望があっても、「元本割れしてもいいから欲しいタイミングで受け取ろう」という選択肢もなく柔軟性に欠けているのが難点ですね。

【デメリット3】
特約の部分は還付給付金の対象外

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」の最大の売りである【保険料が戻ってくる】対象に限りがあるという点もマイナスポイントです。

3大疾病の払込免除や入院給付金無制限、また通院給付金やガン関連の特約などは掛け捨てになります。

加入する特約の内容と数によっては毎月1,000円以上掛け捨てている、なんてことにもなるので注意が必要。

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」に付けられる特約について

東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」に付けられる特約の種類とそれぞれの特徴を説明していきます。

◇3大疾病入院支払日数無制限特約
がん、心疾患、脳血管疾患により入院した場合、入院給付金の1入院あたりの日数が無制限となります。

◇通院特約
入院を伴う病気やケガにおける通院に関して、下記場合には通院給付金が支給となります。

  • 入院日の前日から60日前まで
  • 退院日の翌日から180日後まで
    (がん、心疾患、脳血管疾患による入院時は、730日後まで)

◇先進医療特約
公的医療保険制度における先進医療を受ける際は、支払限度額通算2000万円までが保障されます。

◇特定治療支援特約
下記病名の診断や治療を行った場合、支援金の給付となります。
※支払限度回数は年1回まで、かつ通算5回まで
(上皮内新生物と糖尿病は、上限1回まで)

  • 初めて悪性新生物(がん)と診断された時、またその日から1年以降にがん治療を受けた時
  • 初めて上皮内新生物(がんの卵)と診断された時
  • 心疾患の発病を診断され、治療を受けた場合
  • 脳血管疾患の発病を診断され、治療を受けた場合
  • 肝硬変と診断され、治療を受けた場合
  • 慢性腎不全と診断され、治療を受けた場合
  • 糖尿病を原因とした糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害と診断され、治療を受けた場合

◇5疾病就業不能特約
5大疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)が原因で入院し、就業不能状態が30日以上継続したと診断された場合、給付金が支給となります。
また、1回目の給付金支払日から1年以降に同様の状態になった場合には、1年に1回を上限として都度支給となります。

◇女性疾病保障特約

  • 3大疾病や特定の病気(上皮内新生物も含む)で入院した場合に、別途入院給付金が支給となります。
  • 悪性新生物を理由とした乳房切除後、乳房再建術を行う場合、1乳房につき1回を上限として、給付金が支給となります。

◇がん診断特約
下記の場合、診断給付金が支給となります。

  • 初めて上皮内新生物と診断された場合(2回目以降は対象外)
  • 初めて悪性新生物と診断された場合
  • 悪性新生物の再発、転移が診断された場合

◇悪性新生物初回診断特約
初めて悪性新生物と診断された場合、別途診断給付金が支給となります。

◇がん通院特約
がんによる入院をし、その治療を目的とした通院をする際、下記の場合に通院給付金が支給となります。

  • 入院日の前日から60日前まで
  • 退院日の翌日から180日後まで

◇抗がん剤治療特約
公的医療保険制度における抗がん剤を受ける際は、支払事由該当月ごとに治療給付金が、通算60ヶ月を上限として支給となります。

◇介護保障特約
下記の場合には、介護保険金が支給となります。

  • 公的介護保険制度の要介護2以上と認定された場合
  • 【常時寝たきり】状態や【器質性認知症】による他人の介護が必要な状態が180日以上継続したと医師の診断が出た場合

◇特定損傷一時金特約
不慮の事故により、事故の日からその日を含めて180日以内に骨折、関節脱臼、腱断裂の治療を受けた場合、不慮の事故1件につき1回、通算5回まで一時金が支給となります。

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」を学資保険の代わりにするのは難しい

メディカルキットRを学資保険の代わりとして使うのが難しい理由は下の2点が満たされていないからです。

■学資保険として求められるもの

  • 必要なタイミングで確実な給付が見込めること
  • 確実にいくら給付されるかの見通しが立っていること

一般的に学資保険の給付を必要とするのは、子どもが大学に入学する18年ごろ。
(もちろんその前後数年間にも、給付を必要とする家族もいます。)

いずれにしても、保険に加入してから15~20年後に給付を受けられるのが理想ですよね。

東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は、還付給付金は早くても加入者が60歳になるタイミングです。

42歳前後に加入していれば学資保険として必要なタイミングに重なりますが、対象者が限定されるのでオススメできません。

「メディカルキットR」は、保障を受けた(給付金を受け取った)場合、還付給付金から保険金利用分が引かれるため、最終的な受取金額がわかりません。
給付金額が今ひとつ分からないようだと、学資保険として使いにくいですね。

学資保険では、返戻率の高さや安定感からソニー生命の学資保険「学資金準備スクエア」が人気です。

もし教育資金を貯める目的でメディカルキットRを考えていたのなら、ソニー生命の学資保険も選択肢に入れてみてはどうでしょうか。

詳しくは、↑のリンク先で解説しています。

東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」はどんな人が入るべき?

東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は、

  • どうしても掛け捨てが嫌な人
  • 保険料が多少高くなっても、時代の流れに合わせて保険を見直していきたい人

こうした方々に向いている商品です。

長生きを前提に考えていくと、実は掛け捨てで安い保険商品の方が、総支払額が安くなるパターンがあることは上記の通りです。

しかし、そうは言っても一度にまとまったお金の還付があるということにメリットを感じる方はいますよね。

還付給付金を受け取るタイミング的にも、老後の趣味や旅行等のまとまったお金が必要なイベントにこの還付給付金を充てるという考え方もできます。

また、時代の変化に伴い、そもそも現行の保障内容に不安を持たれる方もいるでしょう。保険商品は加入時の年齢が高いほど保険料が高くなりますが、それを割り切って保険を都度見直していきたいと考える方にはとてもメリットがある商品です。

60歳までは、東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」に加入し、還付給付金を受け取ってから解約→その時代の最新の保険を検討するというフローは、とても効率的ですね。

反対に、「とにかく毎月の支払いを抑えたい」という人には、メディカルキットRは不向きな商品です。

毎月の保険料が高いですし、平均寿命の延びや高年齢化を考えると、傾向としては毎月の保険料にこだわっていく方が、総支払額は安くなるからです。

東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は還付金のある医療保険

監修者:FP品木彰

東京海上日動あんしん生命の「メディカルキットR」は、学資保険の代わりにならないだけでなく、貯蓄性の保険として加入することもあまりおすすめではありません。

その理由は、この保険の主な目的が医療保障であり、健康還付給付金についても

  • 払った保険料が戻ってくるのみで増えない
  • 特約の保険料は還付の対象外
  • 給付金の支払い分だけ減額される
  • 受け取る年齢も60歳と70歳しか選択できない

という性質があるからです。

このため、学資保険のように毎月一定額を積み立てて、子供の年齢や進学などのタイミングに合わせて、還付給付金を受け取ることができません。

以上のことからメディカルキットRは、貯蓄機能に期待するのではなく、払い込んだ保険料の無駄を少なくしたいという方向けの医療保険であると言えます。

監修:FP品木彰