かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」を解説!口コミ評価も紹介

かんぽ生命はじめのかんぽ

「郵便局の学資保険ってどんな内容なんだろう?」

「かんぽ生命の学資保険はどのくらいの返戻率なのか」

「はじめのかんぽの口コミ評価を知りたい」

“日本郵政グループの保険商品だから安心して加入できそう”とは言え、子どもの教育資金を貯めるものだから内容の確認はシッカリとしておきたいですよね。

このページでは、郵便局の学資保険「はじめのかんぽ」の種類と特徴、メリットやデメリット、口コミ評価、どんな人に向いているか?などについて詳しく解説していきます。

郵便局の学資保険「はじめのかんぽ」公式サイト

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」の種類と特徴

※加入者30歳男性、被保険者0歳男の子、基準保険金額200万として計算
※試算は2019年2月に実施

<種類1> 大学入学時の学資金準備コース
大学入学時においては、【入学金、教材購入費、1人暮らしの場合は引越し費用や賃貸物件の初期費用】等々、まとまったお金が必要ですよね。
このコースでは、短期間に起こる大学入学前後の支出に備えることができます。

加入から子供が12歳になるまで支払うプランと、17歳で支払いを終わらせて備えるプラン、18歳の進学ギリギリまで支払って備えるプランがあります。
保険内容は下記の通りです。

掛け金/月 支払総額 受取総額 返戻率 保険金
12歳払込・
18歳満期
14,320円 206万円 200万円 約97.1% 200万円
17歳払込・満期 10,340円 211万円 約94.8%
18歳払込・満期 9,760円

<種類2> 小中高+大学入学時の学資金準備コース
種類1で挙げられた大学入学費用もそうですが、小・中・高校における【制服、用品購入、教材費】等々も、まとまった費用が必要ですよね。そこもカバーしたい時に役立つのがこのコースです。
基準保険金として設定した満期時保険金(大学入学用)とは別に、お祝い金として小・中・高校入学前に保険金を受け取れます。

保険内容は下記の通りです。

掛け金/月 支払総額 受取総額 返戻率 保険金
12歳払込・18歳満期 18,720円 270万円 260万円 約96.3% 小学入学前の12月:10万
17歳払込・満期 13,500円 275万円 約94.5% 中学入学前の12月:20万
18歳払込・満期 12,740円 高校入学前の12月:30万

<種類3> 大学入学時+在学中の学資金準備コース
こちらは上記の1、2とは異なり、大学在学中の備えに特化しています。
大学入学時の費用はもちろん、いざ入学してからも、【毎年の学費、毎月の仕送り、サークルや部活動の補助、進級ごとの教材購入費】等々がかかりますよね。このコースでは、大学入学時にまとめて保険金を受け取るのではなく、進級がある4回のタイミングに分割して受け取るコースです。

保険内容は下記の通りです。

掛け金/月 支払総額 受取総額 返戻率 保険金
12歳払込
21歳満期
14,240円 205万円 200万円 約97.6% 大学入学時:50万
大学2年生:50万
大学3年生:50万
・満期時:50万
18歳払込
21歳満期
9,700円 210万円 約95.2%

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」おすすめポイント

かんぽ生命の学資保険のおすすめポイントは次の3つです。

■ライフプランに合わせた3種類の受取方法が選べる
上記の3コースにある通り、【大学入学時のため】という一般的な学資保険の利用法以外にも、【大学までの進学にも備える】ことや、【大学入学後にも備える】ことが選べます。
支払期間も12歳までや17歳までと選べるので、家計に無理のない計画がよりしやすくなりますね。

■契約者が万が一死亡となった場合は、その後の保険料払込が免除になる
払込免除があることで、自分で銀行や定期預金等で預けるのと違い、設定した保険金の確実な受取を家族に約束してあげられますね。

■医療特約を付加できる学資保険
学資保険はどうしても、貯蓄としての役割が大きい保険ですが、『はじめのかんぽ』は子供の医療保険も特約として付加できる珍しいタイプの学資保険と言えますね。

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」は何歳から契約できる?

被保険者となる子供の年齢と、契約者の年齢それぞれの条件は、下記の通りです。

子供の
加入年齢
範囲
契約者の
加入年齢
範囲
大学入学時の
学資金準備コース
(17歳or18歳満期)
0~12歳 一律
男性:18歳~65歳
女性:16歳~65歳
大学入学時
+在学中の
学資金準備コース
(18歳満期)
大学入学時の
学資金準備コース
(12歳満期)
0~6歳
大学入学時
+在学中の
学資金準備コース
(12歳満期)
小中高+
大学入学時の
学資金準備コース
(17歳or18歳満期)
0~3歳
小中高+
大学入学時の
学資金準備コース
(12歳満期)

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」のメリットとデメリット

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」のメリットは次の3つです。

【はじめのかんぽのメリット1】
基準保険金をいくらにするか選べて、支払期間と受取方法も複数から選べる

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」の基準保険金は、コースにもよりますが50万円〜最大700万円まで選択肢があります。
支払期間と受取方法も、それぞれのニーズに応じて、上記3コースの説明の通り選択肢が設けられています。
シミュレーションで毎月の保険料もそれぞれ確認できるので、毎月の支払で見ても無理のない範囲で組み立てることができますね。

【はじめのかんぽのメリット2】
早生まれでもタイミングよく学資金を受け取れる

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」は、17歳に学資金を受け取るように設定できるため、早生まれの子どもでも必要なタイミング(大学入学前)にお金が手に入ります。

例)子どもが2月生まれ(早生まれ)だった場合
18歳満期で契約をすると、学資金を受け取るのが「高校3年生の3月以降」となります。
大学入試(AO入試)は高校3年の秋頃に合格発表で、そのタイミングでまとまったお金が必要となるため、18歳満期の学資保険では間に合わなくなってしまうんですね…。
その点、17歳満期だと【高校2年生の3月以降】には受け取れるので、大学入試の合格発表に合せて受け取れる、というメリットがあります。

【はじめのかんぽのメリット3】
医療特約を付けられる学資保険

学資保険は子供の教育資金を蓄えるための保険なので、子供の病気やケガに備えようと思うと、別で保険を考える必要がありますよね。
ですが『はじめのかんぽ』は、特約として医療保険をセットにして加入できるので、学資保険と医療保険どちらも検討したい人には魅力的です。

続いて、かんぽ生命の学資保険のデメリットを紹介します。

【はじめのかんぽのデメリット1】
全てのプランで元本割れが起きる

上記のようなメリットがあるとしても、学資保険は子供のための貯蓄が最大の目的なので、【貯蓄性の高さ】はとても重要な要素です。

『はじめのかんぽ』に加入する場合は、本来最も大事な貯蓄性を無視しなければいけないので、元本割れを理解した上で検討する必要がありますね。

貯蓄性の高さとは、言い換えると返戻率の高さ。
2019年現在で一番返戻率が期待できる学資保険はソニー生命です。
詳しくはこちらのページで解説しています。
ソニー生命の学資保険

「はじめのかんぽ」を有効活用できる人はどんな人?

【貯蓄】という目的に加えて、子供の万一の病気や障害に備えた【保障】という目的も検討したい人にオススメの保険です。

学資保険の最大の目的は【貯蓄】です。いつまでにいくら、子供のために確実に用意できる、というのは安心材料ですよね。

一般的な学資保険は、その【貯蓄】に特化して、支払い総額よりも多く還元できるように(返戻率が高くなるように)と各社工夫しております。

一方で『はじめのかんぽ』は、返戻率はイマイチ、むしろ元本割れをしますが、特約として割安で子供の医療保険を付加できます。
「元本割れはしちゃうけど、元々考えていた医療保険とセットで考えよう」という人には向いていると言えますね。

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」に付加できる医療特約について

『はじめのかんぽ』に付加できる特約は3つのカテゴリに分かれています。
※下記に出てくる【不慮の事故】は、交通事故や手術を受けている時の医療事故等、通常の生活を送っていれば起こりえない事故に巻き込まれる場合を言います。

1.無配当災害特約
子供が不慮の事故に遭い、死亡もしくは、失明や四肢切断等の身体障害状態になった場合、保険金が支払われます。

2.無配当傷害医療特約
子供が不慮の事故に遭い、その事故が原因で入院、手術、放射線治療を行なった場合、内容に応じて下記保険金が支払われます。

  • 入院保険金…最大120日まで、入院日数に応じた保険金の給付
  • 入院初期保険金…入院初日に、入院保険金日額の5日分を給付
  • 手術保険金…入院中の手術には入院保険金日額の20日分、通院時の手術には5日分を給付
  • 放射線治療保険金…放射線治療を行なった場合、1回につき入院保険金日額の10日分を給付

3.無配当総合医療特約
子供が病気になり、その病気が原因で入院、手術、放射線治療を行なった場合、保険金が支払われます。
※内容は、2.無配当傷害医療特約の保険金と同じです。

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」の口コミ評価

はじめのかんぽの良い口コミ1

■郵便局という絶対的信頼が大きい
かんぽ生命は郵便局の保険だというのが絶大な安心感でした。
学資保険は返戻率の高さがとても大切だ!と思っていたので、かんぽ生命の営業の人に「はじめのかんぽの返戻率はどんな感じか?」聞いたところ、「元本割れするので返戻率は悪いです」と正直に教えてくれたのが印象的でしたね。

でも、その返戻率で金額が変わったとしても、他社の保険と比べるとたかだか10万20万の差。
その程度なら、あまり聞いたことのない会社の保険より、郵便局のかんぽ生命という安心を買う方を選びました。

はじめのかんぽの良い口コミ2

■医療保険をセットにして考えられる
かんぽ生命の学資保険では、CMでV6の井ノ原さんがやってる『その日からプラス』という医療保険を、特約として安く付けられると聞いたのが入った決め手です。

もちろん学資保険に入る目的で『はじめのかんぽ』の問い合わせをしたんですけど、最近テレビとかでも、子供のがんとか病気とか、そういうのを見て気になっていて…。

確率としてはすごく低いだろうけど、万が一大きい病気とかにかかった時に備えておきたいとは思っていました。
まさに私の求めてるどちらもカバーできる保険で満足です。

はじめのかんぽの悪い口コミ1

■確実に元本割れする
学資保険の価値って、正直【返戻率】じゃないかな、と僕は思ってます。
その中で『はじめのかんぽ』は、サイトのシミュレーションを試した限りだとどのプランでも元本割れするんですよね。

確かに、かんぽ生命の学資保険というブランド的なものもありますが、だったら郵便局で定期預金入れば良くないですかね…。
僕はこの商品には魅力を感じませんでした。

はじめのかんぽの悪い口コミ2

■営業がちょっとしつこい
「かんぽ生命で取り扱ってる学資保険の資料をください」と窓口に問い合わせたのがきっかけです。
最初はやり取りがとてもスムーズで、「それでは、担当より『はじめのかんぽ』のご説明にあがります」と、後日家に来てくれました。

丁寧に説明もしてくれて途中まで印象も良かったのですが、こちらがサインするまで帰らない雰囲気で、後半はかなりやりづらかったです。

早く帰って欲しいという気持ちでサインしてしまって、やっぱり考え直して後日解約の電話を入れたんです。
そしたら「それは困ります!」と泣きつかれる始末。
気持ちはわかるけど、もうちょっとこちらの気持ちも汲んでほしいなと感じました。

かんぽ生命のプレゼントが貰える期間限定キャンペーン

2019年3月15日まで、『かんぽ生命のドリームかんぽキャンペーン2019』と称したキャンペーンが行われています。
総勢20000名に当たるキャンペーンで、参加対象者は、

◆保障設計書もしくはライフプランシートの作成を依頼した人
営業担当にライフプランの相談をして、具体的な保険見積もりを取った人

◆『かんぽつながる安心活動』の中で、下記のいずれかを利用した契約者

  • 指定代理請求制度
  • 振込先口座登録
  • ご家族登録制度

参加対象者は、自宅近くの郵便局・かんぽ生命の窓口にてシリアルナンバー付きのはがきを受け取れますので、必要事項記入の上投函、もしくはweb上にてシリアルナンバーと必要事項入力で応募できます。

選べる商品は次の3種類。

  1. 『かんぽの宿賞』…かんぽの宿のペア宿泊招待を1100組(2200名)
  2. 『宝塚賞』…宝塚劇場貸切公演へのペア招待を4400組(8800名)
  3. 『ドリーム賞』…↓A〜Dの4コースから選べます。

・ドリーム賞のコースリスト
Aコース…松阪牛すき焼き肉を2000名
Bコース…ふぐちり鍋セットを2000名
Cコース…銀座千疋屋フルーツタルトを3000名
Dコース…象印のコーヒーメーカーを2000名

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」よくある質問と回答

はじめのかんぽの通院給付金はいくらもらえますか?

通院給付金がもらえるケースは、
・不慮の事故による日帰りの手術を受けた場合
 ⇒入院給付金の5倍

・不慮の事故による日帰りの放射線治療を受けた場合
⇒入院給付金の10倍
の2つです。

入院給付金は、基準保険金の1000分の1.5に相当する金額と設定されていますので、仮に基準保険金を200万円とした場合、1日あたり3,000円となります。
この場合、日帰り手術は1回につき15,000円、日帰り放射線治療は1回につき30,000円をもらうことができますね。

かんぽ生命の学資保険は解約返戻金が他の学資保険よりもたくさん出ますか?

他の学資保険に比べて少ないです。
解約返戻金は、

  • 支払い期間の長さ、加入プランによって差が大きい
  • 明確な指標は各保険会社も公開しておらず、具体的な金額は個別で確認するしかない

という2点から、あくまでも世間で言われている平均値の比較となります。

一般的な学資保険の解約返戻金は、2〜3年の支払いで8割程度ですが、「はじめのかんぽ」の解約返戻金は、4年程度の支払いで8割程度となっています。
とはいえ、いずれにしても途中の解約では損をしますし、加入して1年未満で解約してしまえば、解約返戻金はほとんど無いに等しいので、加入時に無理のない金額設定をすることが一番大事ですね。

かんぽ生命の学資保険は年末調整の所得控除対象になりますか?

かんぽ生命の学資保険は所得控除対象になります。
保険料控除には、《一般》《介護》《個人年金》と3種類の項目がありますが、『はじめのかんぽ』は、《一般生命保険料控除》に該当します。
年間の支払い保険料が8万円以上ですと、一律で4万円分の所得控除が受けられます。

かんぽ生命の学資保険は貯蓄と保障を両立したい人向けの保険

監修者:FP品木彰

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」はメリットとデメリットがはっきりしている学資保険ですので、しっかり理解して加入する必要があります。

メリットは、様々な特約を付けられる、払込の期間や満期の年齢などもある程度幅広く設定できる、ということです。
このため、子供の医療保障もしっかり備えたいという人や、自分の家族に合わせた最適な加入方法を見つけたいという人にはオススメできますね。

一方で、全てのプランで元本割れが起こるというデメリットがあるため、学資保険=貯蓄できる&少し増やせると考えている人には、あまり向いていません。

かんぽ生命の学資保険には、以上のような特徴があるため、自分がなんのために学資保険に加入するのかをしっかり考えてから加入する必要があります。

監修:FP品木彰